企業を人間に例えるならば、経営の悪化とは病気にかかったようなものです。具合が悪いと訴える初診の患者さんの状況を検査するのと同じように、さまざまな角度から検査を行い患部を特定する、それが経営分析です。一般的にはデューデリジェンスといわれるもので、財務の状況や事業の状況を中心に調査します。

弊社は多くの専門スタッフ(公認会計士、税理士、中小企業診断士など)を抱え、これまで数多くの企業に対してデューデリジェンスを行ってまいりました。そのクライアントは個別の企業様はもちろん、中小企業再生支援協議会や各金融機関など多岐にわたり、その実績には絶対の自信がございます。デューデリジェンスを徹底することが、最適な再生計画を生むベースとなるのです。

リサーチ①
財務デューデリジェンス(決算書内容の精査)

 財務デューデリジェンスでは、決算書の内容を精査していきます。実態としての資産内容がどのような状態であるのかを、決算諸表を中心に調査を行います(粉飾決算調査、資産査定、簿外債務、担保権など)。また収益収支の状態を確認するため、事業の正常収益力の把握やSWOT分析などを徹底して行い、収益圧迫の根本原因は何なのかを探って参ります

リサーチ②
事業デューデリジェンス(事業実態の解明)

企業の置かれている外部環境、業界動向はどうなっているのか? 経営陣や従業員の意識の確認。取引先の経営状況の調査に始まり、売り上げの状況、原価の状況、経費の使い方にいたるまでを徹底して調べ上げます。これにより、利益をどのように獲得しているのか? 取り引き先、利害関係者との関係は良好かどうかなど、企業のビジネスモデルにおける問題点を浮き彫りにしていきます。

企業再生への道標①
金融機関との信頼関係の確立を重視”

企業再生は、金融機関の協力なくしては成り立ちません。中小企業の経営者様の中には、金融機関との話し合いを重視しない方々も大勢いらっしゃいます。時にはどうしたら金融機関をうまく誤魔化して資金繰りができるのか? といったとんでもない依頼を持ち込まれるケースもあります。こんなことでは、リスケジュールの交渉(責務返済の繰り延べ)すら覚束ないでしょう。金融機関に対しては何事も正直に申告し、信頼関係を得る、その結果としてスムーズな資金繰りが可能となるのです。株式会社日本ターンアラウンドパートナーズでは、金融機関との信頼関係の確立を重視し、企業との間を取り持つことで、円滑な企業再生の道が開けるようサポートさせていただきます。

経営悪化の原因を突き止め、再建計画を練る