経営の現場で今起こっていること

経営がうまくいっていない中小企業の現場では次のようなことが日常的に行われているようです。モニタリングで半年毎に金融機関に報告するがその内容は試算表、資金繰りの報告。事業計画の進捗方向ではなく、試算表の報告のみ。会社の中は以前と同じ状態で社長から現場までばらばらで目の前のことに忙殺されている……。正直に申し上げますと、このような会社が事業計画の遂行、事業再生ができるとは思えません。

ではどうすれば企業は再生できるのか?

当社は計画遂行のサポートを行う企業のための経営コンサルティング、いわゆる経営指導、経営管理サポートを行っております。基本的には各種会議を実行し、社内全体の意思統一を図ってまいります。幹部、従業員を問わず、全社一丸となって問題に取り組む。そのことが、再建計画実現の効率化を進めるものなのです。

そのうえで、会議の行い方、経営管理資料の作成の方法、資金繰り表の作成の方法、対取引先との交渉の方法等、多くの指導、経営管理サポート、コンサルティングを行ってまいります。意思統一のもとに成される経営戦略こそが、企業復活のための最良の一手です。

ただしそのコンサルティングの方法は一律ではなく、経営、現場、財務すべてにわたり指導が必要な企業もあれば、経営だけのコンサルティングで済む企業もあります。毎週指導が必要な企業もあれば月1回でよい企業もあるのです。当社の経営指導は企業が普通の収益企業になるために行うものです。当社が経営コンサルティングを実施した企業は各社計画以上の利益を確保しております。販売、仕入、経費、在庫、借入、経営管理、経営戦略等多岐にわたる経営コンサルティングを実施することで、予定利益を確保する体質に変革するのです。一時的な人員リストラによる益出しなど意味がありません。

企業再生への道標③
部分的なコンサルティングは大怪我のもと

中小企業、金融機関の方から時々ある要請が、「とりあえず試しに特定の部門、例えば財務だけのコンサルティングを頼めないか?」というものです。金融機関への報告の部分だけ教えて欲しいといった要請もあります。私どもは、このような特定の部門に対する経営コンサルティングには対応できません。企業の業績悪化の原因は、部分的に現れるものではなく、業務全体が不協和音を奏でることでおきるものなのです。従ってある特定の部分を正常にしたとしても、それでは根本的な解決にはならないのです。

 企業再生の経営コンサルティングは、実際のところ全体的にその企業の「力」を上げていく、という作業になります。経営管理のための資料をどのように作るか、経営戦略を実行する経営の組織をどのように整備するのか、営業体制をどうするのか等多くの経営コンサルティングを実施致します。当社が行う経営指導、サポートはこのように一律ではなく、対象企業にマッチした必要な指導を行って、健全な経営に回復するために実施してまいります。

意思統一の下行われる経営戦略で企業は再生される!!